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「森の寺子屋」という月1勉強会を実施しています|はじまりのお話

こんにちは。「しもかわまちづくりノート」編集部の立花実咲です。

わたしは静岡出身ですが、2017年の春から、地域おこし協力隊として下川町に住んでいます。

下川には「欲しいけど無いものは、自分たちでつくろう」という雰囲気が、どことなく漂っていると感じます。

このnoteを運用しているメンバーで「しもかわまちづくりノート」という名前にしたのですが、この場自体は町内で本当に様々な方が、それぞれの動きをしていることを広く伝えたくて作りました。

だって、何かをやる時って、一人ではできないことだらけ。

このnoteを見た方が応援してくださるだけでもよいですし、実際に仲間になっちゃってもいいんです。

少しでもいろんな人に、下川のムーブメントを伝えたい。

そうしたら、時間がかかったとしても、やりたいことが形になるかもしれないから。

だから「まちづくりノートで取り上げて欲しい!」ということや「自分の取り組みを知って欲しいから書きたい!」という方々の情報がもりもり集まってくるといいなと、思っています(町内の方のお声、待ってます!)。

ということで、今日はわたし自身が当事者として、下川で実践中の「森の寺子屋」について書きます。

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「森の寺子屋」は、こんな取り組みです。

下川町内に暮らす方々で、「こんなものがあったらいいのに」や「こんな新しいこと始めたい」と思っている方々のアイディアのブラッシュアップから実践までを伴走する月1回の勉強会です。(「Tanoshimo」より引用)

つまり、町民の、町民による、町民のための勉強会が「森の寺子屋」。

スタートしたのは2018年4月です。

まずは、どんな方が集まるか分からなかったのと、何をする場なのか知っていただかないことには意味がなかったので、「18:00〜20:00なら、この場所にいつ来てもいいですよ!」というスタイルでざっくばらんに説明会を実施しました。

説明会といっても、実際は来てくださった方と「どんなことしたいですか?『森の寺子屋』は、どんなふうに活かせそうですか?」という話をしたくらいです。

結果、説明会に来てくださった方は20名を超え、1期目として寺子屋にジョインしてくれたのは15名でした。

けれど、そもそもなぜ「森の寺子屋」なんて始めたのか……?

事の発端は、「稼げるようになりたい」というシンプルな思いからだったと記憶しています(ですよね?)。

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(前々回の森の寺子屋2期目の様子)

お金をたくさん持っていることが良いことだとは思わないけれど、何かを実現したいと思ったときに、お金さえあればできることって、あると思います。

しかも今は、お金を稼ぐと言ってもその方法は様々。資金調達のやり方は、知恵さえひねればなんとかなる部分もあります。

ですので最初は「資金調達の方法を学ぶ勉強会をやろう!」と、まちづくりノート編集部で盛り上がったことがきっかけでした。

けれど、それを深掘りしていくうちに「いや、お金ばっかりあってもなぜお金が必要なのか、何をやりたいのか明確じゃないと、ただ稼ぐ方法ばっかり考えても意味なくない?」という着地に。

また、その話と同時に「◯◯をやりたいけど時間がない」とか「◯◯に挑戦したいけど知識がないから勇気が出ない」とか、そういう声は結構聞くよねという話題にもなりました。

まだ具体的ではなくてもアイディアのタネを持っている方々は、下川にはいっぱいいる。

だったら、それらを育てる場を作れば、自ずと資金調達の方法を考える時間も出てくるかもしれないし、何より「やりたい」とくすぶっている思いを後押しできる!

……ということで、まずは半年やってみようということで「森の寺子屋」がスタートしたのでした。

(つづく)