下川商業高校課題研究 プロジェクト紹介①
いよいよ、下川商業高校、3年生の課題研究の取り組みが、12月18日の最終発表会を迎えようとしています。
16班が、それぞれのテーマで探究してきました。
テーマは、本当に様々で、キーワードで上げると、
「SDGs、サバゲ―、規格外農産物、企業説明会、神社、スキージャンプ、除雪、スケボー、婚活、道の駅、秋マルシェ、e-sports、ツアー、料理・早食い、駄菓子屋、ツーリング」
プロジェクトのいくつかをピックアップして、
その探究のプロセスについてご紹介したいと思います。
まず、今回ご紹介するテーマは、「規格外農産物」
Oさんは、実家が農家で、進路も農業関連に決まっています。将来の自分のやりたいこと、やるべきことをしっかり見据えて、
「販売ができない規格外の農産物が、捨てられるのがもったいない!規格外のものを有効活用した商品がつくれないか」という問題意識がはっきりと持っていました。
今回は、下川らしい農産物をを選びたいと、「しいたけ」をチョイス!大きなしいたけを育てるために、間引きをする「芽かき」という作業を通じて、規格外のしいたけができてしまいますが、いままで有効利用をされてきませんでした。しいたけは、一の橋で木質バイオマスを利用で栽培されています。
素材は決まったものの、なかなか何を作るか決まりませんでしたが、地域の食材を生かしたスイーツといえば、「美花夢」さん!ということで、役場政策推進課のSDGsアンバサダーで大学生の清水さんの導きで、引き合わせ。
しいたけをパウダーにしてクッキーに練りこむという案をもらって、それだ!とアイディアを頂き、方針が決まりました。
次は、そのクッキーを作って、どこでどうPRするか。
そんな時、これまた、清水さんの囁きで、ハロウィンSDGs企画があるとのことを知り、それはコラボのチャンス!とひらめきます。
商店街で100人以上が子どもたちが練り歩くとのことで、そのポイントにブースを設置。「シイタケ入りクッキー」を配り、規格外農産物についてのアンケートを実施しました。
予想以上に、規格外農産物のことを知っている子どもたち!
ちなみに、Oくんの仮装は、「農家」だそうです。普段っぽくて「それ、仮装じゃないじゃ~ん」と同級生たちにつっこまれていました。彼としては、今回の規格外農産物のPRにちなんでいるとのことでしたけどね!
課題研究のテーマ設定の時から、いち早く自分のぶれないテーマを決めて、すぐに行動をはじめたOくんの探究は、たくさんの大人と出会い、しっかりアクションをするに至る力強いものでした。
以上、第1弾のレポートでした!