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小さな町の大きなチャレンジ 「森の寺子屋」2020中間発表開催

こんにちは。佐藤将平です。
今回私が紹介するのは「森の寺子屋」2020中間発表です。
以前告知もさせていただきました。

 10月末に下川町総合福祉センター「ハピネス」で、プレイヤーのみなさんのチャレンジが現在どのように進んでいるか、発表をしていただきました。
これまでの各回のレポートは下記をご覧ください。

 それでは、「森の寺子屋」2020中間発表をレポ―トしていきたいと思います!
 当日は、約25名の方に参加していただきました。発表会がはじまり、それぞれのプレイヤーのみなさんの発表がはじまりました。今回は5名のプレイヤーに発表していただきました。

「下川の魅力をまるごと伝えたい」

下川町の魅力を堪能できる地域体験ツアーの開催やサスティナブルキャビンづくりへの挑戦

最初の発表者は大石陽介さんです!

大石さん

 大石さんは下川の魅力を伝えていきたいと志し、活動しています。
 発表会では、大石さんが取り組んだこと、これから取り組みたいことを発表していただきました。
 下川町の魅力を伝えるツアー、名付けて「ぐるっとしもかわ」を開催しました。8月上旬から企画し行ったこのツアーは、滞在時間に合わせたコースから選ぶことができます。半日・1日コースである「ぐるっとつながる」コースではお客様の完全オーダーメイドツアーです。
 下川町のまちあるきや豊かな自然を気の向くままに堪能する森林浴、さらには下川町の「ヒト」に出会う・つながる体験、ときには一緒に出掛けるなど、しもかわの日常をおすそわけするプログラムが展開されていました。
 実際には、特産品であるフルーツトマトの農家さんや、基幹産業である林業・林産業現場見学などなど、ツアーを通して参加した方が存分に楽しめるプログラムとなりました。
 試験的に8月から約2か月間開催され、東北から中国・四国地方まで全国各地のお客様8組を案内し、下川町の魅力を伝えました。

ぐるっとしもかわ

出典:ぐるっとしもかわ
   https://www.gurutto-shimokawa.com

 今後は、サスティナブルキャビンをつくるためのより具体的な情報収集をしていきます。
 下川町の木材を活用したり、薪ストーブなどに木質バイオマスの利活用を行ったり、さらには町内事業者が作ったものも活用したりするなど下川町の魅力をぎゅっと詰め込んだ空間をつくりたいとおっしゃっていました。
 まさに下川ならではの空間となりますね!
 下の画像がイメージです。
 このような空間ができれば、ぜひ行きたくなります!!

ver2サスティナブルキャビン

出典:DEN Outdoors
   https://denoutdoors.com/

「町民のみなさんと一緒に何かをしたい」 

アロマセラピーや漢方を活用した企画やイベントの開催
~塚本あずささんのチャレンジ~


続いては塚本あずささんです。

塚本さん

 塚本さんは、アロマセラピーや漢方の資格を取得していて、これらを活用し、町民のみなさんとイベントを企画したり予防医療に関わっていきたいと志しています。
 これまでは、自分の活動をたくさんの方に知ってもらうことと町内のみなさんとなにか一緒にできることを探すという2つの目標を立てていました。
9月には朝にコーヒーなどを楽しめる「朝の会」やカフェイベントの開催など、町民の方と協力して行うイベントや、薬膳茶を提供しながら行うベビーマッサージの会などの活動をしてきました。
 そして、今後アロマセラピーや漢方を活用し、町民のみなさんと一緒にイベントや企画を行っていきたいと力強くおっしゃっていました。

「地域材を活用したDIYを空き家にも活用していきたい」

下川町の店舗をリノベーションし、おしゃれなカフェ空間へ
~山口駿人さんのチャレンジ~

続いては、山口駿人さんです。

山口さん

 山口さんは地域材を活用したDIYの活動をしていて、「森の寺子屋」では、空き家の利活用の手段としてDIYを行う事例をひとつ作りたいと志しています。
 発表会では、先ほど登場した塚本さんと協力して実施するモーニングカフェの開催前日だったため、その現場ができるまでの様子と、手がけるに至った想いをお話しされました。
 町内でボードゲームを販売していたお店をDIYでリノベーションし朝食を提供する場をつくることにしたそうです。

空き家リノベ

 なんとわずか2日という短い作業期間でおしゃれなカフェへとリノベーションしました。建物内のテーブルや小物棚などがDIYで作られています。
なんという早業でしょう。すごい!

カフェ風景


カフェ

 こちらは10月28日~11月1日の間にモーニングカフェとして臨時営業をしていました。日替わりスープやサンドイッチを味わうことができます。一緒にプレイヤーとして参加している塚本さんも、こちらのカフェで薬膳茶を提供していました。

メニュー

朝カフェ

 とってもおしゃれですね!こちらの写真は来店した町民の方が撮影し、提供していただきました。まさに町民に愛されるカフェです。
山口さんはこのように、店舗などの建物のリノベーションも行い、自身の活動の幅を広げています。

「下川町をごみのないきれいなまちにしたい」
町民を巻き込んだごみ削減への活動に挑戦
~三浦かんなさんのチャレンジ~


続いて、三浦かんなさんです

三浦さん

 三浦さんはなんと下川小学校の6年生。今期の「森の寺子屋」では小学生のお子さんも参加いただいています。
 幅広い年代でチャレンジを行う人が増えるのはとてもうれしいことですね!
 三浦さんは、下川町のゴミが落ちていることに問題意識を持ち、できるだけゴミ拾いを行わずきれいな町を維持していきたいと志しています。
 発表会では、今後行いたいこととして、マナーの向上やルール作り、美化活動の三方向からなにか取り組めないか、来場者と一緒に考えました。
 今後はそれらをふまえ、どのようなことができるか具体化に向け進んでいきます。

「エゾシカを下川町の新たな特産品とし、まちおこしをしたい」
エゾシカを利活用した商品開発
~山田泰生さんのチャレンジ~

続いて山田泰生さんです。

山田さん

 山田さんは「森の寺子屋」第1期から3年連続で参加いただいていて、普段は害獣となるエゾシカの加工に挑戦しています。
 発表会ではこれまでの「森の寺子屋」1期から3期にかけて取り組んでいる、エゾシカの利活用について発表していただきました。
 これまで、鹿肉のプロシュートや鹿肉を原料とした醤油を作成し、今後は鹿皮のなめしにも挑戦していきたいとのことでした。

プロシュート

△鹿肉のプロシュート

 山田さんは肉や骨、内臓まで鹿を余すことなく活用し、下川町の新しい特産品にしたい、まちづくりをしたいと力強く志していました。

 実は私も山田さんのつくるプロシュートを試食させていただいたことがあるのですが・・・
んーーーうまい!
絶品でした。早く商品化される日を心待ちにしています!
今後の活動も楽しみですね!


 今回はアンケート形式にして、参加していただいた皆様からご意見や手伝えること、応援のメッセージをいただきました。
 ご自身の電話番号を書いていただいて、連絡くださいとアンケートに書いている方もいらっしゃるなど繋がりが生まれています。

以下に、一部感想を共有します。

「目標に向かって活動されているみなさんのお話を聞いて、刺激を受けました。頑張ってください!」

「森の寺子屋OB 10名以上の方の事例は、何でわかりますか?下川町民として、将来どんなサービスを受けられるか毎回ワクワクして参加させていただいております。
頑張ってください!」

今回の中間発表では、「森の寺子屋」2020の参加プレイヤー6名中5名の方に発表を行っていただきました。1名の方が今回はご都合が合わず参加できませんでしたが、今後の活動に期待です!

「森の寺子屋」2020も折り返し地点に差し掛かりました。みなさんどのようなチャレンジのゴールが展開されるのか楽しみです!これからも「森の寺子屋」2020レポートを随時更新していきます!


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