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町民イベントがまちの文化を継承する手段~森ジャムとしもかわのまちづくり

町民が大事にしていることはまちの方向性とつながっている?

こんにちは、下川町の清水です。先月号は、下川町の音楽イベント「下川とんちんかん楽団」をご紹介し、どのようなまちを目指していきたいかについて考えました。

今月は、町民主体のイベント「森ジャム&EZOCUP」から下川町が大事にしたいことを掘り下げていきます。

森ジャム&EZOCUPとは?

森の恵みを活用し、楽しむ。人々がやりたいことを持ち寄って交流する。

森ジャム

小さな町の森である美桑が丘・桜ヶ丘公園を舞台に、ワークショップ、雑貨、飲食などの出店や、森林のアート展示、音楽ライブなどが盛り込まれている町民有志のお祭りです。

森ジャムの様子

チェーンソーアートマスターズエキシビジョンEZOCUP

林業道具のチェーンソーを使って、大きな丸太からダイナミックに削り出す。

EZOCUPは、下川町で2011年に始まった日本最高峰のチェーンソーアート大会です。トップアーティストたちが贅沢に時間をかけて作る、ここでしか味わえないアートショーです。

作品を作成中のチェーンソーアーティスト

このように、7月は森林と人が輝くまち、下川町。このフレーズを体現するような2日間を楽しめます。 

森林文化を継承するお祭り

下川町は、面積の約9割が森林です。林業が基幹産業であり、町内に製材工場が9つある、いわゆる森林を中心にまちづくりをしているまちです。

代々管理してきた森林をいかに大切に、良い形で次世代に残すか。そのために幼小中高一貫の森林環境教育などで森林と共生していく文化を継承してきています。

森林と共に生きていくという想いが根付いている下川町民だからこそ、森林の恵みを楽しむ「森ジャム&EZOCUP」が開催されるようになったのかもしれません。

このように、町民イベントである森ジャムとEZOCUPが町の「森林文化」や挑戦を応援する「しもかわイズム」を継承する大事な存在だということがわかりました。

まちのありたい姿の視点からは?

森ジャムとEZOCUPは、まちの将来像である、「2030年における下川町のありたい姿」の目標5「引き継がれた文化や資源を尊重し、新しい価値を生み出すまち」に大きく関係しています。

また、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」には、公的・民間の両方から文化を守ることを求める指標があります。

全ての文化及び自然遺産の保全、保護及び保存における総支出額(資金源別(公的部門、民間部門)、遺産のタイプ別(文化、自然)、政府レベル別(国、地域、地方、市)

SDGs11目標より

古くから大切にしてきた森林を守りつつ、森林をお祭りに活用し、その恵みに新しい価値を生み出して楽しむことで、「温故知新」のまちづくりにつながるのではないでしょうか。

最後に

今月はしもかわの森林文化について考えました。

森ジャムは7月8日~9日
EZOCUPは7月6日~9日です!

町外からのファンも多い大人気なイベントに一緒に参加し、森林の恵みを楽しみませんか?

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