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新年のご挨拶・(続報)子どもたちの記事が本物の新聞に掲載されました!【キッズスクールコーディネーター】

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

こんにちは、キッズスクールコーディネーターの平間美海です。

新年に寄せて

昨年は、まさに駆け抜けた一年でした。
4月にキッズスクールコーディネーターに着任してから、あれよあれよという間に年を越しました。
冗談抜きでキッズスクールの仕事が楽しくて、最早、教育委員会事務所に住みたいくらい楽しく仕事をさせてもらっています。
おそらくキッズスクールに参加してくれている子どもたちの数倍楽しんで自分こそ子どものようにプログラムを作っていますが、それが故に昨年・一昨年とは大きく形態が変わったキッズスクール。

キッズスクールにご理解・ご協力をしてくださる保護者の皆様、地域の皆様、講師の皆様。
そして何より、キッズスクールを楽しみにしてくれている子どもたちのおかげでここまで続けてこられました。

最初は、もじもじしていた子どもたちも今は町で会えば、手を振り声をかけてくれます。
「こんなプログラムやってみたい!」という意見も積極的に言ってくれるようになりました。少しずつ信頼関係ができてきているかな??

もうすぐ令和三年度も終了しますので、近々これまでキッズスクールにご参加いただいたお子様と保護者の皆様へ任意で、アンケートをお願いすると思います。
キッズスクールのさらなる発展のため、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

来年度のキッズスクールに向けて

今年度は子どもたちとも初めましてで手探り状態でしたが、来年度は今年度を踏まえ、さらに発展していけたらと思っております。

キッズスクールは、主に7つの主旨に分けてプログラム企画をしていますが、今年度は「つくる(工作・料理)」が多い年でした。
毎年、少しずつ強化ジャンルを決めて企画をしていく予定で、来年度は今年度より「地域福祉交流」「プロ企画」「文化」を強化予定です。
さて、どんなプログラムになるやら…お楽しみに!

子どもたちの「やりたい!」とのバランス

子どもたちにアンケートを取ると、様々な「やりたい!」が出てきます。
ジャンルに分けたとしたら「アウトドア」や「つくる(工作・料理)」(特に料理)がとても人気です。
逆に「スポーツ」は平均して不人気で、学年によっては「考える」も面白くないと思う傾向があるようです。

「考える」については、わからなくもありません。
メインとなる平和教育やSDGs関係、自分でプログラムを考えるなんていうのは確かに高学年~中学生向きかもしれません。
段取りや先を見通す力も求められ、低学年の子どもたちには難しく感じたりそもそもピンとこないかもしれません。

今年度の平和教育でも行ったように、町内の戦跡をめぐるだけではあくびをしていた子どもたちも、映像作品を見たり、工作と合わせ技にすることで身近に感じたり、少しでも共感し身近になればいいと思っています。
実際、今年度の平和教育は戦跡に行くことで共感した子は一見少なかったですが、いざ工作をしてみると戦跡見学があったからこそ考え付くようなアイデアや工夫がありました。このように、考えたいことを身近に引き寄せプログラムを練る必要がありそうです。

さらにこういった教養分野で重要なのは、読解力や共感力
最近増えてきていてよい傾向だと思うのが、資料を読む余裕が出てきたこと。まだまだ一部の子だけですが、その子が読んでるからほかの子も読んでみようという空気になったり、「これってどういう意味?」と質問しあったり、子どもだけでわからなくても大人に聞きに来れる余裕が出てきています。
今年より来年、来年より再来年。少しずつ少しずつキッズスクールに慣れてきた常連の子どもたちが先導して読解力や共感力を上げていくことで、学校地域に教養の土壌ができていくのではないでしょうか。

「スポーツ」に関しては昨今の子どもたち全体の運動能力の低下が要因にあるのでしょうか?
年々子どもたちの基礎体力や運動能力は全国平均的に落ちてきています。
外で遊ぶ機会が減ったり、キッズスクールだけ見てもそうですが、失敗することを過度に恐れたり、出来上がること・成功することが達成されないと不機嫌になったりする子がいることからそういう面でも練磨が必要なスポーツは短期で結果が出ず「おもしろくない」につながるのでしょうか?
憶測はあれど、正確な理由はわかりません。

キッズスクールの「スポーツ」プログラムに参加する子も、もちろん全員ではありませんが、すでに習っていて自信がある(参加人数は少人数で精鋭ばかり、初心者がついていけない)または、全員が絶対初心者で力の差がない(参加者は大勢で失敗を責められることがない安心感がある)という二極化した参加率です。
いわゆる、「学校の授業や普段遊びで頻繁にやる、習熟度が習い事ほどではないが格差があるスポーツ」は人気がありません
理由を考えつつ、スポーツの幅を増やし、子どもたちがキッズスクールを嫌いにならない程度に、成功も失敗も含んだいろんな体験に臨むことができる方法を増やしたいと思います。

アンケートをとってもおそらく「考える」プログラムや「スポーツ」をもっと増やしてほしい!とこたえる子どもたちの人数はそう多くありません。
しかし、子どもたちの要望ばかりを採用していては、
しもかわ「だから」できる
しもかわ「でも」できる
を達成することもできません。それに当たり前に完成し、頭や手をひねらないプログラムでは何の成長もできません。

子どもたちの意見や要望は大切にし、ほかの学びと合わせ技にすることで実施していけたらと思います。
前にも書いたかもしれませんが、この時代だからこそキッズスクールには「しもかわ「だから」できる」
「しもかわ「でも」できる」
そして、「安全に失敗する」
を軸にプログラムを作っていきたいと思います。

保護者の方や地域の方を巻き込むキッズスクール

キッズスクールの課題はたくさんありますが、中でも活動の様子の周知方法についてはさらに手を入れるべきだと思っています。
これまでにも、下川町公式LINEやnote、チラシや通信、町内広報など様々な活動報告をしてきましたが、まだまだつながりは薄い気がします。

保護者や地域の方、または未就学児や中学生以上の世代を超えた子ども同士の交流。やってみたいことがたくさんあります。
「キッズスクール」という名前がゆえに子どもだけのものという感覚はあり、おつかいも簡単に行けない物騒な世の中になりつつある現代に安全に子どもだけの世界があることももちろん重要です!
それと同じくらい、人間関係の希薄さをどうにかするのも重要です!

子どもたちは未来!
子どもたちの未来が明るくなるよう、手を貸しつつ見守っていこうと思います。

続報!キッズスクールで開催した「子ども記者」プログラムの記事が名寄新聞お正月号本誌に掲載されました!

以前記事にもしましたプログラム、「子ども記者」。
ついに、1月1日の本物の新聞に掲載されました!

こちらがその記事!
見開きいっぱいに記事が!!!

右側には、講師も務めていただいた小峰記者のプロならではの記事。
プロ企画によせる思いと、参加した子どもたちへのインタビュー記事がまとめられています。
左側には、子どもたちの記事!苦労して書いたかいがありましたね!

来年度もプロ企画に乞うご期待!

みんなにも読んでほしいですか?

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